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YouTubeの時間圧縮と、楽天という会社

· 約3分

YouTubeの時間圧縮

なんかYouTubeで大葉を育てる動画を見たんですよね。3月から8月までかけて、種植えから収穫までを収めるような内容で、今こういう動画はYouTubeの構造上、上がらないよなと思ったんです。

YouTubeの報酬構造は、まあ言うたら日払いじゃないですけど、その日その日の活動に対して報酬が発生するかどうかなので、短いスパンで大量の動画を上げる必要があるんですよね。だから、YouTubeで活動する人の投稿はどうしても、今週は何をやりました、今週はこれをやりました、という短いスパンの報告にならざるを得ない。

結果として、今のYouTubeのコンテンツは、時間を圧縮する効果を完全に失っているように思います。長期間の取材とか、長期間の企画が非常に困難になっている。構造的にされなくなっていることに気がつきました。

だからどう、という結論はこの話にはないんですけど、報酬の構造がメディアのコンテンツの方向性を大きく決めちゃうんだなと。

楽天という会社

楽天が軍事用のドローンの日本での導入を支援するというニュースを見て、非常にすごい会社だなと思いました。

最近のニュースからわかるのは、今、ウクライナとロシアの戦闘において、民間で量産されたドローンが非常に重要な役割を担っていることです。そこではモバイル通信、わけても衛星通信網が重要な貢献をしている。さらに、直近では現地のECサイトの倉庫が攻撃を受けたことも報じられているわけです。

これを素直に日本国内に転じて考えてみれば、民間事業者は軍事、あるいは安保、防衛産業において役割を果たしうるということです。モバイル通信、わけても衛星通信は非常に重要な役割を果たしているし、そこにおいて国産のAIも重要である。

実際に攻撃される対象は軍事施設だけではなく、民間の施設も含まれます。特に、攻撃されれば広範な施設や機関に影響しうる燃料関連施設やECサイトです。そこにはもちろん楽天も含まれますけれども、そういう事業者が現に軍事行動の対象となり得ることがわかるわけです。

だから、そこまでを組み合わせて考えれば、楽天がドローンのような防衛産業に進出する。そこにおいて攻撃も防御もあると思いますが、さまざまなビジネス、あるいは社会における役割を果たそうとすることは、非常に筋が通っているんですよね。

ただ、筋が通っているから、じゃあやろうぜとなるかというと、普通はならないわけで。やろうぜと意思決定して始められるだけでも、この会社はずいぶんすごいんだなと思いました。

そして実際に組織全体が、決まった方向に向かって「みんなでやろうぜ」と動き出せるのだとすれば、それもまたすごい。なんかやっぱり、ただならぬ組織なんだなと、ニュースを見ていて思いました。